この話は3か月程前に友達から聞きました。

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この話は3か月程前に友達から聞きました。

当時、高校生でケイタイ電話も無い時代の話です。 うちらの友人グループは連絡を取り合うわけでもなく各々に向かう場所がありました。 それは友人Kの家です。 友人Kの家は、古い農家の家で庭は広く母屋とは別に離れがありました。 1階は農機具や米の貯蔵スペース。突き当たりの階段を登ると2階はK君の部屋でした。 母屋とも距離が離れていて、どれだけ騒いでも迷惑をかける様な事はありません。 庭にK君の家、唯一のトイレもあったので環境は整い、かっこうのたまり場になっていたのです。 それはK君の人柄によるものでもありました。 多い時では10人近く集まり朝まで騒いで部屋を散らかし放題で帰ってもK君は文句一つ言った事ありません。 時には、アイドルおたくのK君の部屋にはところ狭しとポスターが貼られてましたが、それを破ったり落書きなどしても怒った事は一度もありませんでした。 そんなk君の部屋に、その日T君とY君が遊びに来てました。 いつもはテレビゲームやカードゲームで盛り上がるのですが、頭数が足りず暇を持て余していたそうです。 夜になるとあまりの暇さに耐えきれず出かける事になりました。 出かけると言っても、うちらの地元は中々の田舎で夜にやっているお店と言えば原付で15分程走った所にあるコンビニ位でした。 学生なのでお金に余裕はなく、あるのは1階の農機具置き場にあるポリタンクに入ったガソリンだけでした。 T君が「おみくじが引きたい」と言い出し、神社へ行く事に。 各々のスクーターにガソリンを入れ出発。
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