この話は3か月程前に友達から聞きました。

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そして遅い時間帯という事もあり現地解散することに 飲み終わったジュースの空き缶を捨てに行くジャンケンをして、負けたKが缶を集め歩きだすと Tが「じゃあね~。」と走り去る。 続けてYも「またね。」と後を追うように走りだす。 Kは空き缶をゴミ箱に捨て、小走りで戻り原付にまたがった。 キーをONにしてセルを回した。 「キュルルル … キュルルルル…」 エンジンがからない。 続けてセルを回す。 「キュルルルル キュルルルルルル」 かからないエンジン。 その時 、 背後に異様な気配を感じた。 同時に 旗がバタバタと靡く光景や階段で、すれ違った白い服の記憶が甦る。 K君は恐怖を感じながらセルを回し続けた。 「キュルルルル ブォーンブォォーン」 エンジンが、かかると同時に発進。 後ろを振り返る余裕は無かったそうです。 K君は2人に追い付こうとしましたがカーブの多い下り坂なので思うようにはスピードは出せませんでした。 余計なことは考えず追い付く事だけを考えて走りました。 山道を抜け見通しの良い真っ直ぐな道になっても2人の姿は見えません するとバックミラーに白い光の様なものが映りました。 人気のない真っ暗な農道 K君は、その光がT君かY君のものである可能性をを考え、後ろを振り返ると 髪の長い、白い着物をきた女が四つん這いの浮いた状態で追いかけてくるのが見えたそうです。
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