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ある日、それは突然にやってきた。
空は曇り大地がおののき、海は荒れ果ててその姿を変えた。
二つの穴のあいた大きな何か。突然現れたそれらは国を荒らし、多くの街を焼き尽くした。
王家は崩壊し、逃げ惑う人々。
まるで世界の終わりかのように思えるほどの争いと混沌。人々の精神も少しずつ崩壊へと近づいていった。
しかし空から見えるは一筋の光。ある英雄たちの手によりその何かは滅びていった。
ある者は腕を失い、ある者は足を失った。
だが彼ら英雄たちの働きがあり、今のネルタ王国がある。
それが巷で語られる、ラグナロクの概要だった。
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