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家を出たアレンは、竹林へと入って行きました。そこには竹がみっしりと生えており、空からの光を全く受け付けず、ジメッとした薄暗闇が広がっています。
「それにしてもジェイスは竹をどんなモンに使うんやろなぁ……おっ、あれは何や!?」
アレンは、前方に一つだけ真ん中が光っている竹を発見しました。
彼が慌ててそこへ向かうと、それは暗闇の中では眩しい程に光輝く竹でした。
「はは~ん、分かったでぇ。ジェイスは金儲けしようとしてるんやなぁ。しゃあない、ワイがその手助けしたろやないか!」
パッカーン!
何を勘違いしたのか、アレンはそう言いながら持って来た斧でその竹を斬り倒しました。
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