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しかし、ヒカルンには一人だけ味方がいました。
「ヒルッ、ご飯食べないのか!? 一緒に食べたいぞ」
それが、ワンダです。
多少舌足らずなところはありますが、窮屈な想いばかりする家の中では唯一の癒しでした。
「ありがとうワンダ。良いよ、一緒に食べよう」
ヒカルンにとってワンダは妹的な存在で、いつも一緒にいました。
このように二人でご飯を食べたり、夜が更けるまで遊んだり。
自分にはワンダさえいれば良い、とヒカルンが思うくらい仲良しでした。
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