ヘンゼルとグレーテル

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それから暫く。 「困ったなぁ。勢いで逃げ出して来たは良いけど、これからどうしよう。家には帰りたくないしなぁ」 ヒカルンは目的のないまま歩き回っていたので、どこに行けば良いか分からず仕舞いでした。 「オレ、ヒルがいるならどこでも良いぞ」 「ありがとうワンダ、君は本当に良い子だな…………あぁ、それにしてもお腹空いたなぁ」 ちょっとだけ落ち着いてきたヒカルンは、思い出したかのように鳴るお腹を擦りながらこう言いました。 そんな時、ワンダが「ヒルッ、なんか良い匂いしないか!?」と言うのです。
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