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「ヒルッ、外、もう暗いぞ。どうする?」
「そうだなぁ~……このまんま家に帰っても良い事なんか何もないし……お邪魔させてもらおうかな」
「そう。ならいらっしゃい♪なんなら泊まっていくと良いわ」
ヒカルンは家に帰るつもりなんか毛頭ない様子。それを聞いた魔女は嬉しそうに中へ案内しました。
内装は広々としており、あちこちから甘い香りがしています。
「本当に良い匂いだな」
「そうだねぇ…………こんなに甘い香りがしていると、蟻さんとか集ってきそうだけどなぁ」
ワンダの言葉にヒカルンはそう答えました。
呟くようにですが、魔女にはそれが聞こえていたらしく「大丈夫よ」と言います。
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