ヘンゼルとグレーテル

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「貴方達は気付いていないと思うけど、お家の周りには虫さんが嫌いな香りを放ってるのよ。だから夏でも寄って来ないわ」 「へぇ~……そうなんですか。なんかよく分からないけどスゴいですね」 「お茶を入れるから待っててね……貴方達、お名前は? 私はニコって言うの」 「あ、上野飛華流です! 一部の人達からはヒカルンと呼ばれてます」 「同じくワンダだ!」 「そう、ヨロシクね。ヒカルンにワンダちゃん♪」 ヒカルンの言葉に丁寧に答えた魔女……ニコ。彼らはこの時知りませんでした。 彼女が、とんでもなく恐ろしい本性の持ち主だという事を……
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