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家を出て、森を駆け抜け、なんとか元住んでた場所までやって来たヒカルン。
そこには彼を捜していたらしい、母親のマモリがいました。
「も~~~やっと帰って来たの!? 心配したじゃないのよぉぉ~!!」
「ママッ、ゴメンなっ……心配かけて」
「僕も…………ゴメンなさい」
「良いのよ、私も言い過ぎたわね。こっちの方こそゴメンなさい…………帰りましょうか」
「「うん!」」
こうして仲直りした三人は、手を繋ぎながら家に帰って行きました。
(もう二度とあの家には近付かないでおこう)
そうしながらヒカルンは、心の中でそう思うのでした。
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