ヘンゼルとグレーテル

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【その頃、ニコ】 「うぇぇ~ん……なんでこんな目に遭うのぉぉ」 「大丈夫ッスかニコさん?」 釜に入れられたニコは、タイミング良く帰って来た平松に助けられて一命を取り留めていました。 「大丈夫よ……はぁ……平松のお陰で命拾いしたわ…………ん?」 彼に解放されながら、ニコは外から聞こえる声に耳を澄まします。 「なぁ、この近くにお菓子の家があるらしいぜー」 「マジかよ黒也! どーせガセに決まってるって! それより次はヒカルンをどうしてやるか考えよーぜぇ♪」 それは、ヒカルンと同じくらいの年の男の子の声。ニコはそれを聞いて (……そーだ、今度はあの子達にしーようっと♪) そう、ニヤリと企むのでした…… to be continued……
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