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「あの、ここに僕必要なかったんじゃ……」
「じゃあ、お姫様の……」
「もっと嫌だ!!」
「(とにかく、嫌がるのは放っておけないな……)お待ちなさい!」
こや島太郎は、普段のおどおどとした頼りのない一面からは考えられないくらいの威勢を張って叫びました。
「威勢を~だけで良くないですか(汗)?」
女子数名がこや……小山の方を一斉に振り向きます。
「面倒くさがらないで下さいよ……」
「小山君! 丁度良かった! 今ね、レキが小山君にムグッ!」
「ダメですよ! その先を話したら、台無しになっちゃいます!」
「………とにかく、お前は見なかった事にしてくれないか? 止めてくれた礼に飯、奢るから」
「あっ……はい……」
ワーワーはしゃぎ出す女子を放置して、小山と青年は青年の家に向かう事にしました。
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