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「あら、こんなところに綺麗な花が咲いてるわ」
赤ずきんは、道の途中で綺麗なお花畑を見付けました。
これらを何本か摘んでおばあさんの所へ持って行くつもりです。
その様子を、先回りしていた狼はジッと見詰めてその時を待っていました。
「グフフ、夢中になってるなってる。良い子ね、そのまんま……」
「あっ、こっちにも綺麗なお花が！」
ドデッ！
しかし、赤ずきんがいきなりしゃがんだので狼は近くにあった木に激突して気を失ってしまいました。
何も知らない赤ずきんは、そのまま先へと急ぎます。
「グヌヌ……赤ずきんめ、覚えてらっしゃい！」
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