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「今日はすごくいい天気だったね」
おもむろにハルトが言った。
「昨日は土砂降りに雷で怖かったけど、今日はすごく綺麗な青空だった」
そしてハルトは窓の外の、夕日に染まった空を見上げた。
ハルトの目が、窓をすり抜けて、ぼんやりと遠くを眺めだす。
耐えられず、俺は手元のゼリーに視線を落とした。
もう何日も、ハルトは布団の中ですることもなく、ただこんなふうに空の様子を見ていたんだろう。
「俺、怖くないよ」
沈黙を破ってハルトが言った。
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