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私はその年の夏休み、お母さんの実家である田舎のおばあちゃんの家に行きました。
おばあちゃんの家は農家をしていて、おばあちゃんの家の近くは民家もまばらな何もない場所でした。
おばあちゃんの家には、徹くんといういとこがいましたが、徹くんは中学一年生で私とは年が離れていました。
おばあちゃんの家に着いて一日目は、徹くんが近く森で、私とカブトムシを捕ったりして遊んでくれました。
でも、徹くんは幼い私の相手をするのも飽きたのでしょう。
次の日からは、自転車で友達とどこかに出かけてしまいました。
徹くんもいなくなったおばあちゃんの家は、私にとって退屈でした。
だから私は、お母さんに話して、外に遊びに出かけることに決めました。
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