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「ある日JKの家から古い刀が押入れから出てくる」
「うんうん、ありきたり」
「刀の所有者は彼女の祖父なんだけど入院中」
「へー」
「で、刀はJKと同居することになる。でも刀には前の所有者の意識が乗り移っててね」
「擬人化じゃなくて?」
「あくまで刀。刀の昔話ってか武勇伝を聞いてるうちに刀に興味をもちはじめてね…」
「で?」
「平和な時に事件が起こる」
「え?」
「彼女の祖父が亡くなって刀の所有者が居なくなってしまう。彼女は試行錯誤するんだけど、刀の所有が出来なくなって…」
「どうなるの?」
「価値ある刀ってことで博物館に展示されることになってね…」
「切ないね…」
「毎週日曜日に彼女が会いにくるんだって!」
「で、これがその刀?」
ショーケースで刀が妖しく光る。
「で、私が、そのJK」
彼女は笑った。
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