第1章

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「オ、オ、オイ! あの子の胸見てみろ! でっかいなぁーー、昨日食ったメロンくらいあるんじゃないか?」 「ホォーーでっかいな。 胸も良いがあの尻も良いぞ! 張りがあって全然垂れて無い」 2人の老人が釣り糸を垂らしながら、色取り取りの水着を着て海岸にいる女の子達を眺め品評していた。 「しかし良い時代になったよなぁーー」 「ああ。 山奥の過疎の村で、親父等なんて二束三文で売りに出しても売れない山を抱えて、頭を抱えていたのに。 港は出来るわ、海水浴場は出来るわ、で、山が売れて売れて、俺達今じゃ土地成金だからな」 「本当だ。 海面が上昇して平野部が無くなったお蔭で、俺等の山が高値で売れるようになったんだ。 地球温暖化様々だよ」
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