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5月のGW。に突入する1日前の平日。九州の宮崎市から飛行機に乗って名古屋市にやってきた。飛行機の空き状況から、平日に来て2泊し、GWの前半に帰ることになっている。
平日の1日は仕事で、休日の2日はプライベート扱い。そもそも名古屋に来たのは仕事が目的なのに…。なんだか損したような気分。その分、楽しんじゃおっと。
目的は、名古屋の「大須商店街」。
僕、林信久（はやしのぶひさ）は、宮崎市役所のまちなか活性事業室に所属している。まちなか活性事業室とは、その名の通り、宮崎の中心地の活性化を目標として色々な施策を検討、実施している。
今回は視察のために、大須商店街にやってきた。
きっかけは全国版の週刊誌。ちょっとした事件の記事が載っていたが、記事の内容もよりも大須商店街に興味を持ったんだ。
駅前の高いビル群と雑踏を抜けると、人びとの歩く速度は落ち着き、景色と風を楽しみながら悠然としている。
それにしても、まだ5月というのにこの暑さ。
いつも持ち歩いてる汗拭き用のハンドタオルを取り出す。顔、首、お腹、背中、最後に脇。いつものローテーションで汗を拭く。ふー、すっきりした。
ちょっとぽっちゃりの僕にとってはハンドタオルは必需品。ちなみにちょっとだけぽっちゃりだよ。デブではないからね。
目の前にアーケード商店街が見えてきた。アスファルトがアーケード商店街ならではのタイルに変わる。アーケードのおかげで日差しは柔らかくなり、まだ涼しい5月の風が頬にあたる。
さて、まずは「台湾系唐揚げ」とやらを食べに行くとしますかー。人気というネットの記事を読んで楽しみにしてたんだ。飛行機に乗る前にカレーを食べたきり何にも食べていない。もう3時間ぐらい何も口にしてない、僕にはありえないことなのだ。
あらかじめ、なごや大須商店街公式ホームページからダウンロードしておいた、大須マップを見ながら、目的の台湾系唐揚げ屋に向った。
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