第1章 悲しみ

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「祐也!俺に妹がもう一人いるんだけどここに通わせて良いかな?」 兄が祐也に聞いていた。 この事が、私の悪夢の始まりだった。 そして、祐也と妹由美が初めて会った日 由美の祐也を見る目が気になった。 恋する人に会ったような、そう恋する乙女の顔をしていた。 大丈夫。そう心の中で呟いて安心していた。 でもどこか不安が残った。 嫌な予感が当たったのはあれから二週間たった日だった。 私はいつも通り倉庫に行くと周りの皆から軽蔑したような蔑んだ目で見られている事に気がついた。 私は訳がわからず首をかしげながら祐也の元へ行った。 そして祐也の姿が見え声を掛けようとした時祐也までもが軽蔑したような蔑んだような目を私に向けていた。 「祐也?どうしたの?」 ちかずきながら問いかけもう祐也の所に着くときだった。 目の前を隆が横切り祐也と私の前に立った。 それが最初に言われた時の話だった。
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