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やがて、学校が終わり放課後になった。明菜は、美咲を捕まえた。そして、有無を言わさず体育館の裏へ連れて行った。明菜は「あんたね~❗自分の所に来た仕事を人に押し付けるの、止めてくれない⁉💢」と、美咲に文句を言った。美咲は「だから、それは今朝も言った通りだって。私より、明菜に向いた仕事だなって思って…。」と事も無げに言った。明菜は「美咲、自分の都合で人に仕事振るの止めてよね❗💢」と、美咲に食い付かんばかりに言う。「まぁまぁ、そう怒らないでよ。幼馴染みじゃないの⁉ねっ❗」「ねっ❗じゃねぇ~よ❗」と、明菜は美咲に向かって言った。美咲は「あっら~。明菜ちゃんマジ切れしちゃったのね~⁉」と、言った。「大体ね~❗あんたの方が、私よりも力が強いのよ⁉先祖代々、霊能力者が誕生する家系なんだから…。」と、明菜は美咲に言う。そう、美咲の家は必ず霊能力者が誕生するのだ。勿論、美咲も霊能力を持っていた。「そりゃそうだけど…。私、面倒っちいの嫌いなのよね~。あんまり、相手が言うこと聞かないと滅しちゃうし…。」と美咲はポツリと呟いた。明菜は、大きなため息をついた。「確かに、あんた昔から気が短いもんね…。」と、明菜は言った。「でしょ⁉だから、昨日のみたいなのは、私に向かないのよ。下手したら、その子供滅しちゃったかも知れないしさ。ねぇ、そろそろ帰ろうよ」と、美咲は言った。「そうだね。」明菜も頷く。2人は、教室から鞄を取って来ると帰路についた。明菜と美咲の家は、近かった。だから、帰りは一緒に帰るのだ。
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