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当時、7歳だった明菜は原因不明の熱で苦しんでいた。両親は、何軒もの病院を訪ねたが、何処の病院でも原因は、分からなかった。そして、熱をだしてから7日目の夜だった…。明菜は、夢を見た。そこには、金色に輝く美しい女性が立っていた。明菜は、吸い寄せられる様に、その女性の側に行った。この時、明菜は自分は死ぬのだと思った。この人は、きっと自分を迎えに来たのだと…。「貴女は、死ぬのではありませんよ。これから、貴女は人が見えぬもの、人が聞こえぬもの、人が感じぬものを救うのです。その為の力を、貴女に与えましょう。」そう言って女性は、明菜の頭を両手で優しく包み込む様にした。その時、女性の体から出た金色の丸いボールの様な物が、明菜の体に吸い込まれる様に入った。女性は、明菜から手を離した。そして「これで、貴女には力が備わりました。この力で、多くの苦しんでいるもの達を救って下さい。」と言った。
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