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あたしのことを心配してくれるのは嬉しい。
でも、直ちゃんはあゆちゃんの彼氏でしょ?
「あゆちゃんのことは、直ちゃんにしか守れないじゃん。……あたしは俊ちゃんに守ってもらうから」
「……」
「あたし、俊ちゃんと一緒に暮らすから」
あたしの強い意思を伝えるように、そう言い残して部屋を出た。
自分の部屋に入ったとたん、さらに涙が溢れてきた。
そして無意識に俊ちゃんに電話をかけていた。
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