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「俊ちゃん、おはよう。雪が降ってるよ」
「雪?」
そう言いながら俊ちゃんも布団から出てきて、後ろから抱き締めてきた。
「陽菜、寒くねぇの?」
「ちょっと寒いかな。俊ちゃんのシャツ借りちゃった」
そう言うあたしにやさしく微笑みながら、俊ちゃんはエアコンのスイッチを入れてくれた。
そして朝食を食べたあと、ベッドを背もたれにして二人で並んで座りながらまったりしていると、俊ちゃんがあたしの顔を覗き込んできた。
「なぁ陽菜、正月に親にちゃんと話すって言っただろ?」
「うん」
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