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どんな彼だってステキなのはかわりない。
座椅子に座ってベッドサイドの彼を見上げると、高村くんとのことが昨日のことのように蘇る。
一緒にご飯を食べたことやペアのマグカップのこと、初めて緑のジャージを着たときのことなど思い出してし、切なくなる。
あんなに好きだったのに…
高村くんだって好きでいてくれていた
あの頃、私が子供だったから彼は苦しかったんだ
今だったら彼の気持ちに答えられるのだろうか?
ファンの1人になるって決めたのに、ここにいると彼を身近に感じて
恋の続きをしてるような気になる。
「会いたいなー。」
つい、口から漏れる彼への気持ち
直ぐに現実に引き戻されて、キュンキュンと締め付けられるように胸が苦しい。
「会えるわけないよね。」
苦笑いしながらまた独り言
胸がチクチク痛い。こんなことなら別のマンションにすれば良かったと、少し後悔した。
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