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「立ちあげるだ?なにすんだよ?」 聞かれて百合男は、うふふと笑っただけだった。 「華都音は?やっぱりどこにも入らず、色んな運動部で遊ぶつもりかしら?」 すっかりこの話題に興味を無くしたクロエの代わりに百合男が聞くと、ふふんと愉しげに笑む。 「まぁね、乗馬部あるんだってさ、興味あったんだよなぁ」 「ごちそうさま」 どうでもいいわ、と食器を返却口に運び、ふと振り返って小日向唯を見た。瞬間、頬ずえをついた彼と目が合った。 「っ…」 ん?と言う風に柔らかく微笑まれ、すぐに目を逸らす。 ―やっぱりあの人、変。 食堂を後にして、クロエは帰り支度を始めた。
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