7人が本棚に入れています
本棚に追加
美月は拓也のその言葉を聞くと、そっと目を閉じ、ため息をついた。
目なし女の呪いを解くまで……。
拓也はそう言ったけれども、目なし女が何者なのか? どうすれば呪いが解けるのか? 自分たちにはわからないことだらけだ。
「美月、目なし女がグループLINEで最後に書くメッセージに気づいているか?」
「最後に書くメッセージ?」
「そうだ。
目なし女には、必ず最後に書くメッセージがある。
きっとそれが、目なし女がオレたちに伝えたいことなんだ。
『私を探して……』って」
最初のコメントを投稿しよう!