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「圭介……、弥生……、どうして私に優しい声をかけるの?
私に関わったら、呪われるかもしれないよ」
「バカヤロー。
お前がそんなこと心配するなよ。
呪いなんて、怖くねぇよ」
「美月がつらいときに、逃げるような私じゃないよ。
そんなことしたら、私がみんなに笑われるでしょ」
「美月、これでわかっただろ?
お前はいつだって、一人じゃないんだ」
〈 圭介に弥生に拓也……。
みんな私の仲間たち。
そうよ、私はいつだって一人じゃない 〉
美月は涙を拭って、三人に微笑みかけた。
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