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【拓也、私は今から、目なし女に会いにいく。
私が目なし女を見つければ、きっと目なし女の呪いは解けると思う。
目なし女から私に送られてきた最後のメッセージに、そう書かれていたから……。
拓也、私はあなたに私の気持ちを知っていてもらいたい。
いつも私のそばにいて、私を守ってくれた拓也のことが、私はずっと好きだった。
もしも私たちに、未来があるとしたら、私たちは恋人としてつき合うことができたかしら?
もしも私にそんな夢のようなときが来るとしたら、私はそれを楽しみたかった。
拓也、待っていてね。
私が目なし女の呪いを終わらせる。
そうすればきっと、みんなが幸せになれるはずだから……】
美月はそのメッセージを拓也に送って、スマホをしまった。
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