時間との戦い

19/19
前へ
/35ページ
次へ
〈 もう私に思い残すことはないわ。 あとは、目なし女を見つけるだけよ 〉 美月はそう思って、部屋の壁掛け時計に目をやると、時計の針は、午後八時を指していた。 〈 早く行かないと、弥生の命が危ない 〉 美月はそう思って部屋を出た。 〈 さよなら、お父さん、お母さん。 二人はこれからさみしくなるね。 だけど私は行かなくちゃ。 みんなのために。 大切な仲間のために 〉
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加