大切な仲間を守れ #2

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「拓也、私は弥生を助けたい……」 美月はそう話しながら、ポロポロと大粒の涙を流していた。 「きっと私なのよ。 みんなに不幸を巻き散らしているのは……。 私がいるから、みんなが呪われるの……。 もしも私さえ、いなければ……」 「美月、おかしなこと言うなよ。 美月も弥生も圭介も、みんなオレの仲間だ。 みんな大切なオレの仲間なんだ!」 「拓也、もしかしたら、私が目なし女の呪いを引き寄せてしまったのかもしれない……。 もしそれが真実だとしても、拓也は私の味方なの?」 美月はそう言って、止まらない涙を拭っていた。 〈 目なし女が笹原高校の生徒を恨むのは、きっと私のお父さんとお母さんのせいよ。 お父さんとお母さんは、目なし女の死に関わっていると思うから…… 〉
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