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果たして呪いは解けるのか? #2
美月はスマホの明かりを照した先に、目なし女の醜い顔を見た。
火傷で赤くただれた顔には、瞳がなく、瞳の黒い窪みからはまるで涙のように血が流れていた。
「私は醜い!
醜いから、みんなに嫌われた。
私はきれいな女が憎い!
きれいな女は幸せをつかむから!」
目なし女はそう言って、アイスピックを振りかざした。
美月はその瞬間、ありったけの声で、悲鳴を上げた。
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