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・ω・`)「ふうん。胞子ってことは、すごくちいさいんじゃないのその草」
(゚、゚トソン「まあ、最大で数センチとかって聞いたんですけどね」
(´・ω・`)「それじゃあ見えないじゃん!」
(゚、゚トソン「あ、言い忘れてたけど」
私が身を乗り出し、窓に顔をひっつけて、
真下を見るように視線を調整する。
レールが見えるくらいに。
(゚、゚トソン「この、レールの外枠に生えるんですよ『ワラワラ草』って」
(´・ω・`)「なんでそんなところに……」
(゚、゚トソン「さあ。でも、ぎりぎり肉眼で見えますよ、今年も咲いてたら」
(´・ω・`)「まあ……見えたら言ってね」
(゚、゚トソン「それじゃあ遅いんですよーだ」
けらけら笑っていた警部も静かになり、
私も立って窓に手をついていた状態から
静かに椅子に座った。
.
71 名前: ◆wPvTfIHSQ6 :2011/08/27(土) 15:24:49.39 ID:9bUqTpSi0
(´・ω・`)「いやぁ……」
椅子に深く腰掛け、脚を組んで警部はこちらを凝視した。
上から下までジロジロ眺め、私が「どうしたのですか」と訊いても無視して見つめる。
(゚、゚;トソン「……?」
(´・ω・`)「ハハハ。ぜんぜん変わってないな」
最初は体つきの話をされると思ったのだが、
どうやらあれはいやらしい視線ではなく、
あくまで、最後に会って以来のこの三ヶ月間にて
どれほど精神的に成長してきたのかを見ていた、と言う。
(´・ω・`)「二度目の宣戦布告以来、すっかり温和しくなったのかなって思ってたけど……」
(゚、゚トソン「またそれですか……」
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