第一章

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、゚;トソン「え、なに!?」 「なに今の音……銃声?」 「きゃあああああああああ!」 方向性はある程度違えど、 少なからずやにぎやかだったはずのこの一号車、 それは一発の銃声で、一気に地に堕ちた。 (゚、゚トソン 一号車は途端にパニックに見舞われた。 ある者はテロか何かの仕業と思い、 ある者は誰が銃を持っているのかを探したり 被害者は出たのか、誰が撃ったのか、 またテロがあったのか若しくは銃声ではないのか。 どれもが見当のつかないさなか、 警部は立ち上がって瞬時に現状把握に努めた。 . 67 名前: ◆wPvTfIHSQ6 :2011/08/29(月) 17:15:06.00 ID:y+uhRp1L0 (´・ω・`)「………」 私も彼に続いて車内の各所に目を配った。 皆(といっても人数は10人も満たないが)が パニックに陥るなか、銃を持っている者はおらず、 血を流す者、そしてテロと思わしき組織もいない。 しかし、微かに「臭う」。 (´・ω・`)「……臭うな」 (゚、゚トソン「これって、かや」 私が警部に話しかけようとするとき、 私の右斜め後ろ、一号車と更に後ろを 繋ぐ扉が、かなり強引に開かれた。 横開きのそれが壁を叩く、凄まじい音に皆そちらを向く。 一番近い場所にいた私も勿論振り向いた。 そこには警部の着ているトレンチコートに似た、 その深緑を着ている人と、 ベージュを着ている人の二人が立っていた。 深緑の方が、大きな声を張り上げる。 . 68 名前: ◆wPvTfIHSQ6 :2011/08/29(月) 17:18:27.97 ID:y+uhRp1L0 ( <●><●>)「静かにしろ! 警察だ!」  イツワリ警部の事件簿  File.1  (´・ω・`)は偽りの香りを見抜くようです  1章   「銃声」     おしまい
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