第三章

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#゚;;-゚)「……と、もうしますと?」 ( <●><●>)「この列車は、ご存じの通り揺れがやや激しい。        撃ち損ねを考慮する必要があるのですよ……        たとえば、誤ってソファーを貫いてしまった、とか」 (#゚;;-゚)「……」 まあ、言われてみれば筋は通っている。 ソファーに弾丸が埋もれた場合、 摘出にはひと手間かかる上に、 ソファーは黒地の布を使われているので まず弾痕も見つけにくいと言える。 しかし、反論の手だてでも考えているのか、 仕切りにでぃさんは時計で時刻を確認している。 . 46 名前: ◆wPvTfIHSQ6:2011/09/02(金) 16:30:07 ID:hZF5R6oIO (#゚;;-゚)「……それは、列車が到着したのちに捜査をすればいいのでは?」 ( <●><●>)「……」 この彼女の提案に、ワカッテマスさんは一瞬動きが止まった。 しばらく悩み、なにやら唸っている。 (; <●><●>)「―――……!」 (#゚;;-゚)「でしょ? なにも今捜査をする必要性は……」 (; < >< >)「~~~~……」 (#゚;;-゚)「……聞いてます?」 しきりに唸っているワカッテマスさんを 心配したのか、でぃさんが彼に応答を求める。 尚もなにやら思考に耽るなか、 彼は一度目を瞑って深呼吸してから答えた。 それはでぃさんが予想していた答えよりも 遙かに斜め上をゆく答えだっただろう。 ( < >< >)「……」 ( <●><●>)「わかりました、いまここで言いましょう」 (#゚;;-゚)「はい」 ( <●><●>)「……実は」 ( <●><●>)「この場に、殺し屋が存在しているのかもしれないのです」
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