第三章

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・ω・`)「いや、これは単なる疑問なんだ。       妙に匂うからね」 (# ;;-゚)「………臭う?」 (´・ω・`)「ぱるふぁ……香水の、ね」 (´・ω・`)「心当たりない?」 (#゚;;-゚)「えっ?」 パルファンの件について警部が「質問」すると、 不意を突かれたのかでぃさんは再びきょとんとする。 なんのことかわからない、みたいな顔だったのだが、 意味を理解したのか彼女は軽い口振りで警部に返した。 . 51 名前: ◆wPvTfIHSQ6:2011/09/02(金) 16:40:06 ID:hZF5R6oIO (#゚;;-゚)「あ、ああ……お恥ずかしい話、こぼしちゃいまして」 (´・ω・`)「こぼす?」 でぃさんは若干顔を赤らめた。 そのことを警部を追究すると、 言葉を濁らせつつも、彼女は香水の件を説明した。 (#゚;;-゚)「その……ワゴンの近くに私物の香水を置いてたのですが、      例の揺れで中身をぶちまけちゃいまして」 (´・ω・`)「はーん。それが、このくさい原因か」 (#゚;;-゚)「も、申し訳ありません」 でぃさん曰く、 ワゴンの近くの台に私物の香水を置いていたのだが、 それがおよそ30分前に起こった強い揺れのせいで ワゴンの中心部(収納スペース)に落下、 割れはしなかったものの中身の大半がそこにこぼれたと言う。 . 52 名前: ◆wPvTfIHSQ6:2011/09/02(金) 16:41:39 ID:hZF5R6oIO しかし、その事情を聞き終えた警部は謝礼を述べ、 身を一旦引いた警部に代わりワカッテマスさんが話を伺っている。 (´・ω・`)「……こぼした、か」 (゚、゚トソン「しかし警部、パルファンがどうしたんですか?」 (´・ω・`)「え?」 (゚、゚トソン「何度も諄いようですが、      たかだか匂いでそんな……」 (´・ω・`)「……」 警部は近くに歩み寄り、 私の耳にそっと顔を近づけぼそぼそしゃべった。 (´・ω・`)「……限りなく怪しい」 (゚、゚トソン「しかし、ワカッテマスさんも気にしてないようですよ」 (´・ω・`)「わかってないなー」 (゚、゚トソン「ム!」
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