第三章

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#゚;;-゚))「先程も言いましたが、この件に関して、ワゴ……ん……」グラグラグラ… ((゚、゚;トソン「きゃっ!? 今度はなに!?」ガッタン でぃさんがまたさっきの話をしてワゴンを持って行こうとすると、 30分前感じたのと同じくらいの激しい揺れが電車を襲った。 その揺れは、一度目同様に一瞬で、 縦に数十センチはいくのではないかと思う程に揺れた。 ひどい轟音が車内を駆け巡り、静かだった乗客もざわついてきた。 その衝動の余韻に駆られつつも、皆が落ち着きを 取り戻しつつあるタイミングででぃさんは言った。 (#゚;;-゚)「……失礼、最近決まった時刻に、      ご覧のような激しい揺れが当列車を襲うのです」 (;´・ω・`)「一応聞きたいんだけど、なんで?」 (#゚;;-゚)「線路の老朽化に伴い、少々ぼろが出てきたのでしょうね」 申し訳なさそうな顔色で頭を下げる。 警部がその点に突っ込みたさそうな顔をするも、 無視して彼女は本題に入った。 (#゚;;-゚)「とにかく、本件と関係ない以上は      このワゴンは撤収させていただきます」 (´・ω・`)「いや、弾痕の調査を終えるまでは……」 (#゚;;-゚)「その必要には及びません」 なぜ、 なぜ彼女はそこまでしてワゴンを隠すのだろう? これも上からの命令か? (#゚;;-゚)「もしワゴンのボディに弾丸が当たれば、       少なからずや金属音がします」 (#゚;;-゚)「お菓子に被弾したのならその中身のお菓子が散乱するだろうし、      ドリンクの容器に当たれば間違いなく中身が吹き出ます」 (´・ω・`)「だけど……」 (#゚;;-゚)「……すみません、持って行かないとだめですので」 彼女が、最後にぼそっとそう言い残し、 強引にワゴンを引っ張って私の横を通り、 そのまま一号車から出て行った。 (´・ω・`)「……まあ、あとで無理矢理にでも調べて見せるさ」 「………おい」 (´・ω・`)「はい?」 でぃさんが退室したあと、 静かだった乗客のうちひとりが警部に声をかけた。 席で言うと警部の隣のB-7、あのお茶の人だろう、 ちょうど警部も彼の横に立っていたので 声をかけやすかったのかもしれない。 (`・ω・´)「……結局、話はどうなったんだ」
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