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´・ω・`)「それは数%でも他の物質を許さない、
完璧な純度を誇る場合のみ効力を発揮する」
(´・ω・`)「しかし、あくまで香りを目的として使うなら、
それ専用に化合された香水を使えばいいのだが、
そうしなかったんだあんたは」
(´・ω・`)「つまり、香りなんかどうでもよかった、
別の用途で使いたかったんだろ?」
( <●><●>)「……治癒」
黙り込んだ男を前に淡々と解説を続ける警部に、
ワカッテマスさんが補足を入れた。
いや、解説をスムーズに進めるための策だろう、
彼もこの話の必要性を感じていないと思っているのだろうか。
(´・ω・`)「そうさ。
あんたは治癒を目的でアーボンオレンジを塗った」
.
75 名前: ◆wPvTfIHSQ6:2011/09/02(金) 17:27:07 ID:hZF5R6oIO
(`・ω・´)「なにを根拠に!」
この流れになってはじめて男は口を開いた。
だがそれに動じることなく、
寧ろ逆手にとったのは警部だ。
(´・ω・`)「それを今から調べるのさ」
(´・ω・`)「ワカッテマス、こいつの身体チェックをしろ」
( <●><●>)「え?」
警部のまさかの発言、
彼が事の如何を問う前に警部が動いた。
(´・ω・`)「こいつは身体のどこかに大きな傷を持っている!」
.
76 名前: ◆wPvTfIHSQ6:2011/09/02(金) 17:29:32 ID:hZF5R6oIO
(゚、゚;トソン「(そ……そっかぁ~!)」
警部は、端から香水なんてどうでもよかったのだ、
なにかと理由をこじつけて、
男の身体チェックに乗り込みたかったのだ。
あの「生のアーボンオレンジを塗った」という証言が嘘でも、
身体チェックに乗り出せる事には違いない。
普通にチェックするのに持ち物は許されても、
身体の異常を調べたいのですなんて言ったって
令状も警察本部からの報告もない今、却下されるに違いない。
傷がなかろうと乗客が見守る中、
服を脱ぐことすら躊躇われる。
まして彼はひょっとするとヤのつく人かもしれない、
その抗争の際の傷があったりすると、非常に気まずいことになる。
ワカッテマスさんも警部の発言の真意がわかったのか、彼に続いて動いた。
(;`・ω・´)「な、やめろ! さわるな!」
( <●><●>)「しかし、傷があったらなんなんですか?」
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