7人が本棚に入れています
本棚に追加
ω・`)「まあ、とりあえず僕も一号車なんだ、君の席どこ?」
(゚、゚トソン「左列の一番後ろ……」
(´・ω・`)「あ、僕の後ろなのか」
(゚、゚トソン
(゚ー゚トソン「えっほんとうですか! キャハッ!」
ここで、今私が乗っている「オオカミ鉄道」について補足をいれると、
この会社は、全体的に見て、あくまで長距離の走行をメインとしてリリースしている列車が多く、
それ故に少しでも利用客に快適な旅を楽しんでもらうべく、
縦に左列と右列の二列構成で、座席の上でまるこまって、寝ることも難しくない程ゆったりとしている列車を提供する。
座席の横幅1メートル強、私くらいの背丈なら足を伸ばせる程度の空間はある。
.
25 名前: ◆wPvTfIHSQ6 :2011/08/27(土) 14:39:19.15 ID:9bUqTpSi0
その各座席は回転して後ろに向けることができるのは定番。
簡単に言えば、普通の特急列車の、
ボックスシートの横二つの席が一体化した、という風な造りだ。
長距離走行故に、ビュッフェはないが、車内販売は無論存在しており、
先程の女性が持っていたのもおそらくその類である。
(´・ω・`)「こりゃ奇遇だ、早速椅子を回転するよ」
(゚ー゚トソン「いっぱいお話してくださいね」
.
26 名前: ◆wPvTfIHSQ6 :2011/08/27(土) 14:41:29.38 ID:9bUqTpSi0
一旦男は自分の席に戻り、
足下に置いていた荷物を座席の上に置いて、椅子を回転、
私のA-8の席と向かい合うようにしてその席は固定された。
上に載せた荷物を再び足下に置いて男は座り、私にも座るよう催促をしてきた。
(´・ω・`)「そのリュックも重いだろう、はやくいらっしゃい、ウフフフ」
(゚、゚トソン「気持ち悪いです」
(*´・ω・`)「このショボンヌ、女に興味はなグフフフ」
(゚、゚トソン「キモい」
(´・ω・`) ショボーン
男、またの名をショボーン。
昔ひょんな事件で知り合ったVIP県警の警部であり、前まではかなり有名な敏腕刑事だったらしい。
最初のコメントを投稿しよう!