序章

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ω・`)「まあ、とりあえず僕も一号車なんだ、君の席どこ?」 (゚、゚トソン「左列の一番後ろ……」 (´・ω・`)「あ、僕の後ろなのか」 (゚、゚トソン (゚ー゚トソン「えっほんとうですか! キャハッ!」 ここで、今私が乗っている「オオカミ鉄道」について補足をいれると、 この会社は、全体的に見て、あくまで長距離の走行をメインとしてリリースしている列車が多く、 それ故に少しでも利用客に快適な旅を楽しんでもらうべく、 縦に左列と右列の二列構成で、座席の上でまるこまって、寝ることも難しくない程ゆったりとしている列車を提供する。 座席の横幅1メートル強、私くらいの背丈なら足を伸ばせる程度の空間はある。 . 25 名前: ◆wPvTfIHSQ6 :2011/08/27(土) 14:39:19.15 ID:9bUqTpSi0 その各座席は回転して後ろに向けることができるのは定番。 簡単に言えば、普通の特急列車の、 ボックスシートの横二つの席が一体化した、という風な造りだ。 長距離走行故に、ビュッフェはないが、車内販売は無論存在しており、 先程の女性が持っていたのもおそらくその類である。 (´・ω・`)「こりゃ奇遇だ、早速椅子を回転するよ」 (゚ー゚トソン「いっぱいお話してくださいね」 . 26 名前: ◆wPvTfIHSQ6 :2011/08/27(土) 14:41:29.38 ID:9bUqTpSi0 一旦男は自分の席に戻り、 足下に置いていた荷物を座席の上に置いて、椅子を回転、 私のA-8の席と向かい合うようにしてその席は固定された。 上に載せた荷物を再び足下に置いて男は座り、私にも座るよう催促をしてきた。 (´・ω・`)「そのリュックも重いだろう、はやくいらっしゃい、ウフフフ」 (゚、゚トソン「気持ち悪いです」 (*´・ω・`)「このショボンヌ、女に興味はなグフフフ」 (゚、゚トソン「キモい」 (´・ω・`) ショボーン 男、またの名をショボーン。 昔ひょんな事件で知り合ったVIP県警の警部であり、前まではかなり有名な敏腕刑事だったらしい。
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