ありがた迷惑

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「じゃあ、明日の朝また迎えに来るからな。」 「ちょっと待って。またリムジンで来る気?」 「そのつもりだけど?何でだ?」 なんでって、めちゃくちゃ目立つじゃない。 「だって、家から学校までわざわざ車で行くような距離じゃないし、送り迎えなんてしてくれなくても・・・。」 隆弘は、少し考えるような仕草をしてから口を開いた。 「分かった。俺も明日から紗智と一緒に歩いて登校する。」 ・・・はっ? 何でそうなるの? あんたと居るだけで目立つんだけど。 「高梨、明日から送り迎えなくていいぞ。」 「しかし、坊ちゃん。私が旦那様に叱られます。」 「俺の方から親父に言っとくから大丈夫だ。」 「はぁ・・・分かりました。」 勝手に話進めてるけど・・・。 これじゃ断りにくい。
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