103人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ、明日の朝また迎えに来るからな。」
「ちょっと待って。またリムジンで来る気?」
「そのつもりだけど?何でだ?」
なんでって、めちゃくちゃ目立つじゃない。
「だって、家から学校までわざわざ車で行くような距離じゃないし、送り迎えなんてしてくれなくても・・・。」
隆弘は、少し考えるような仕草をしてから口を開いた。
「分かった。俺も明日から紗智と一緒に歩いて登校する。」
・・・はっ?
何でそうなるの?
あんたと居るだけで目立つんだけど。
「高梨、明日から送り迎えなくていいぞ。」
「しかし、坊ちゃん。私が旦那様に叱られます。」
「俺の方から親父に言っとくから大丈夫だ。」
「はぁ・・・分かりました。」
勝手に話進めてるけど・・・。
これじゃ断りにくい。
最初のコメントを投稿しよう!