初恋は甘酸っぱい

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「初恋の相手?あぁ、小学校2年の時だっけ。転校してった子?確か・・・たっちゃんて呼んでた。」 「うん。今日夢に出てきて、ちょっと気になっちゃって。」 智子は家が近く、幼馴染みなので私の初恋の事も知っている。 「高橋君と何かあった?」 「ん~?別に。靴に入ってた画鋲あげたくらい。」 「何それ。あえて突っ込まないけど。じゃあ、久遠君と何かあった?」 「え~、何でよ。」 「なんか進展でもあったから初恋の夢なんてみたのかな、と。」 「これといって心当たりはないけど・・・。」 「ふ~ん。」 面白くなさそうに言う智子。
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