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「なんだよそれ。」
「イケメンが近くに居るだけでじん麻疹がでるの。だから無理。それに何で私なのよ。」
私みたいな地味でブスな眼鏡女子より、可愛い子はいっぱいいるだろう。
自分で言ってて哀しくなるな。
「それは・・・とにかく、俺はお前に決めたんだ。」
意味深な間があったけど?
というか、いちいち上から目線なのがイラッとするな。
皆が皆イケメンになびくと思うなよ。
卑屈になる私。
「俺がお前のイケメンアレルギーを治してやる。だから治ったら俺と付き合え。」
私に人差し指を突きだし、高らかに宣言するイケメン。
人を指差してはいけません。
そして、言うだけ言うと満足顔で去って行った。
いや、ほんと何なのあの人。
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