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「あのー、隆弘とは何でもないですから。」
「はっ!?何呼び捨てにしてんのよ。」
ヤバッ
つい。
「お前みたいなブスが馴れ馴れしいんだよ!」
言うが早いか、ビンタが飛んできた。
思わずギュッと目を閉じる。
が、痛く・・・ない?
恐る恐る目を開けると、目の前には見知った背中が。
「く、久遠君・・・」
茶髪の手首を隆弘が掴んでいた。
どうやら間に入って助けてくれたらしい。
「何やってんの。」
「あ、だって・・・」
「俺が一方的に好きで付き纏ってんの。それに紗智はブスなんかじゃない。」
なんだか怒ってるみたいだ。
それを感じ取ってか、茶髪達がビクッと怯えた表情を見せる。
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