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今宵も月が綺麗だ…
そんな事を思いながら広い部屋で一人、月を眺めてみる。
嫌でも思い出す…あの笑顔が
月とかぶって眩しいくらいの
もう忘れたはずなのに…
月はこんなにも綺麗で、手を伸ばせば掴めそうなくらい
でも、どれだけ高い所にいても握った手の中は空っぽで
届かない…
君の微笑みが好きだった
手を伸ばして抱き締めたかった
それはもう叶わない
手を伸ばしても、感じるのは虚無で…
もぅ、終わったはずなのに…
笑顔だけが目に映る
最後は涙で終わったね…
僕じゃ君をダメにしてしまうだけ…
それは…出会った時から決まっていたのかもしれないね…
だから…僕は君を抱き締めてあげることが出来ない
今、君が泣いていても届くことはない…
まだ、こんなにも君が好きなのに…
月を見るたび…愛しさは増すんだ…
君を想う涙を…今日もまた流した…
明日はきっと…雨…
次の満月こそ…、君を忘れて君を幸せにしたい…
月は…今宵も綺麗…。
寂しげに光る君は…僕を離してくれない…
(´・ω・`)
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