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過酷な環境を生き抜き雪と美亜は１６歳になっていた。
メイの心配をよそに２人は元気に、賢く、大きく育った。
食糧難、栄養不足になると自分の体を小さく保って
生命維持を図る。
この国の国民はあまり大きくならないが雪、美亜は違った。
大人の男よりも大きくなった。
父親の遺伝だろう、同年代の子供と遊んでも
大人と子供みたいで目立ってしまった。
冬は厳しく辛い毎日だった。
マイナス２０度を越える環境で３人は耐えた。
メイは父常夫と母リンが生き延びたように小屋の下に大きな穴を掘って
地下室を作っていた。
夏の間にたくさんの乾草を入れ暖を取れるようにした。
冬用の食糧貯蔵庫も作った。
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