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ある日、
3人は町へ食糧を調達に行った。
小さな村だが雪、美亜は楽しかった。
食べ物を物色していたメイの側からいつの間にか
2人がいなくなっていた。
メイは心配して2人を探し回った。
その時、頭に2人の声が聞こえた。
その方向を見ると2人が数人の兵士と話していた。
メイが2人の方へ行こうとした時2人はメイに気付き
兵士と別れて走って来た。
手に一冊の本を持っていた。
「あのね、兵隊さんがこの本くれたの、
数学の難しい本だって、薪にして飯でも炊けって」
2人が嬉しそうに話した。
兵士はニヤニヤして2人の方を見ていた。
「お前達訊かれた?」
「うん」
「家はどこかって訊かれたの?」
「うん、でも山の方としか言わなかったよ」
3人は早急に帰った。
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