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少し以前から兵士に監視されていたのはそのためだった。
兵士は詳しい事情を得るために男子を収容所へ連行した。
今夜行くと言うメイを2人は心配した。
身体さえ動けば何とかなると思い、
2人で精神を集中させてメイの回復を願った。
「お前達、絶対に妊娠してはいけないよ、自分に言い聞かせるんだ、
真剣にね」
メイが何度も言った。
2人は十分わかっていた、こんな事で妊娠したくなかった。
同時に弱い女の辛さを知った。好色の目で見る男を憎んだ。
この頃から2人は相手の意思や考えが判るようになった。
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