2001年8月9日

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――夕方。講義を終えた自分とマツモッフィーは帰宅の為に駐車場へやってきた。 原付の鍵を取り出した時、ポケットからアパートの鍵がこぼれ落ちてしまう。それを拾い、手渡してくれるマツモッフィー。 「ん? アパートの鍵に人形付けてなかったっけ?」 「あぁ、そうそう。ヤマさんから貰った人形ね」 1センチ程の小さな御当地ストラップ人形を自分は鍵につけていた。万が一、外に落とした時に特徴が分かるようにである。 「失くしちゃったのか? ヤマさん悲しむぞー」 「失くしたって事になるのかな……家を出ようとした時に、その鍵が見つからなくてさ。間違いなく玄関傍にある靴箱の上に置いたはずなんだけど……だからスペアキーを持ってきたんだよ」 「失くしたなら、早いとこ2本目を作っておいたほうがいいぞ」 「うん、そだね。今日もう1度部屋の中を探して見つからなかったら鍵屋に行く」 「おう。……おっと、17時過ぎてんぞ。早くしないと特売コロッケが売り切れちまう」
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