2001年8月11日

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部屋にマツモッフィーとゆー君を招き入れ、自分は話を聞いてもらう事にした。 「相談事ってのは、あれだろう? 例の渡邊さんの件だろう?」 事情をよく知っているマツモッフィー。ゆー君にも一応、事の顛末を教えておいた。 「あれからというもの、メールがすごい届くようになってきて……」 「どんな内容か、見せてもらっていい?」 ゆー君の言葉に頷き、PHSを渡す。その瞬間、2人の顔つきが変わった。 「1日で何通メール来てるんだよ……おわっ?!」 そんな話をしている最中でも、メール着信が鳴り響く。自分はすぐにPHSを奪い電源を切る。 「5分から10分おきくらいにメールが届くよ……内容は説明した通り支離滅裂でさ……」 「1度でも返事した事あるのか?」 「ないよ。当然だろう? こんな不気味な事されて、何話せっていうんだよ。やめてくれって言って聞くような感じじゃないし……」 「着信拒否をすれば、渡邊さんからのメールは届かなくなるはずだよ」 「マジか、ゆー君?! そんな事出来るの?!」 「うん、多分ね。でも凄いよね、これってアレでしょ? 最近よく聞く、ストーカーってやつじゃないの?」 「マジでそんな事する女性がいるんだなぁ……そんだけ愛されてるって事かもしんないけど、全然うらやましくないな」 「メールは、その着信拒否ってのをすればいいとして……もし相手がまた家にやってきたりしたら、どうしようか……」 「いつまでも居留守使うわけにもいかないし……ここはハッキリと言っておくべきじゃないか? 付きまとうなってさ」 「話をするにしても2人きりはやめておいたほうがいいかもね。第三者がいれば、渡邊さんだって無茶な事は出来ないと思うし」 「そう……だよね。話しあいかぁ……ちなみに2人は、その第三者ってのになってくれる?」 「「断ります」」 「……くそぅ……友達が困ってるってのに……仕方ない、ヤマさんにでも頼むかなぁ……」
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