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朝が来て。自分は迎えに来たヤマさんとゆー君に起こされて目が覚めた。
廊下の荒れ具合からみて、ただ事ではないと分かった2人は心配そうに声をかけてくれる。
「あの女が来たのか?!」
自分が一部始終を話すと、ヤマさんは怒りを露わにした。そして岡山県警の対応の悪さにも腹をたてていた。
「よく無事にすんだな……本当によかった」
「包丁は取られたけどね……」
苦笑してみせる自分。再び渡邊さんがやってくるかもしれないので、今晩は家にいないほうがいいという提案が出された。
「だったら僕のアパートにくればいいよ。こんな事しか出来ないけどね……」
ゆー君がそう言ってくれるので、その日の晩は厄介になる事に決めた。
――そして3人でマツモッフィーの見舞いに向かったのだが……
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