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グラスに注がれた水……よく見ると小さな何かが中で漂っていた。
「なんか混じってないか?」
白い小さな粒のような何か。ヤマさんが青木に見せると「なんだろうな」と首を傾げる。
とりあえず原因が分からないので、青木は大家に電話を入れて訊ねてみる事にした。
「水出したら、なんか変なのが混じってるみたいなんスけど」
大家は『すぐに原因を調べます』と言って電話を切った。
そして2~3日が経過した頃――
青木の部屋に見知らぬ男性2人がやってきた。
ヤマさんは、その日も青木のアパートへやってきていたらしい。野球ゲームにハマっていて、時間さえあれば対戦をしていたと言う。
「失礼、私達はこういう者ですが……」
男の1人が取り出したもの、それはドラマなどでよく見る警察手帳だった。
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