白の君

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僕は意味がわからなかった 「どういう意味?」 君はその後、口を開くことはなかった それからどれくらいの時間が過ぎただろう 青く白く光っていた海はいつしか、夕日で染まり そして、黒い海へと姿を変えていた そして、君はゆっくりと動き出し、僕の目の前から姿を消していった いったい、何をしていたのか 僕は分からなかった だけど、海を見つめる君の姿から、僕は目をそらせなかったのだ 君がいなくなった海を僕はじっと見つめ、君が何をしていたのか、何を見ていたのか、探したが、分からなかった 僕にはいつもの変わらない海だった
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